安心・安全へのこだわり

SQF

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1994年、オーストラリアの政府機関によって策定されたSQF(Safe Quality Food)は、2003年に米国・食品マーケティング協会(Food Marketing Institute:FMI)の所有するところとなり、FMI傘下であるSQF インスティテテュート(SQFI)によって運営されている。また、2004年には、SQF(レベル2)が、GFSIより承認を受けた。
2012年6月、それまで一次生産向け規格SQF1000、食品製造向け規格SQF2000と別途規定されていた規格が、「SQF規定 食品業界向け、HACCPに基づくサプライヤー保証規定 第7版」として再構築され、一次生産から輸送・流通までに至る食品産業の全業種を対象とする統合されたSQF規定となった。

SQF規定の最大の特徴としては、認証レベルが三段階に設定されており、認証取得する企業は、そのレベルを選択できるところにある。レベル1は、基礎レベルの認証であり、レベル2は食品安全を対象とした食品安全システム、レベル3は、食品安全・品質システムの認証となっている。SQF規定内パートBのモジュール2には、SQFシステム要素として、"経営コミットメント"や"文書管理および記録"、"食品安全の実現"や、"SQFシステム検証"、"トレーニング"といったマネジメントシステム要求事項が、この三段階の認証レベルに合わせた難易度で規定されている。例えば、基礎レベルであるレベル1では、"食品安全プラン"、"食品品質プラン"、"苦情管理"、"事業継続計画"のシステム構築は要求されていない。

尚、GFSI承認を受けているのはSQF規定・認証レベル2であるため、企業がGFSI承認スキームの認証のためには、レベル2あるいはレベル3での認証を受ける必要がある。